ラグビー日本代表 その1
今回のラグビー日本代表には、本当に感動をいただきました。
いろんな面で素晴らしく、日々に追われて生きてきた自分にとって、大事なものをいっぱい気付かせてもらったと思います。
代表については書きたい事もいっぱいありますが、まずは自分とラグビーの接点から思い出してみたいと思い、書いてみます。
私は小さい頃から野球をしていましたが、高校ではたまたま県内のラグビー強豪校へと進学することに。
そこでラグビーの魅力に出会いました。
私が学生の頃はまだ「ヤンキーのスポーツ」みたいな感じで(失礼💦)、中学の腕自慢が高校進学と同時にラグビーを始める、といった、スクールウォーズさながらの世界とでも言いましょうか…
…歳がばれますが、構いません。続けましょう。
体育の授業の時も、体育担当がラグビー部顧問だったため、他のクラスがサッカーをしていても自分たちはヘッドギアを付けて、ラグビーでした。
「これって考えながらやらないと、ダメじゃね?」というのが感想でした。
15人の意思統一は難しいし、さぼったらすぐに穴が空くし、頭使うなぁ、と。
実際に中学時代の腕自慢たちで、ラグビーを3年間続けた人間は、いつの間にか人格がいい方に変わっていきました。
「仲間のために戦わないと勝てない」と分かれば、役割が見えてきます。
独りよがりの局面打開では通用しない。
しかもボールは、動きはほぼ止まらない。
足の速い奴も、体のでかい奴も、自分が何をしたらいいか考えながら、もしくは指示通りに動く頭脳と体力が必要。
「お前らすげぇな」と、ラグビー部を尊敬したものです。
その頃はお正月の日本選手権が風物詩で。
大学の代表が、どうやっても社会人に勝てないというのを目の当たりにして、経験も必要なのだと感じさせられたのを覚えています。
見ていった中でもひときわ輝いて見えたのは、平尾誠二さん。
ラグビーをがっつり知っているわけではない自分が見ても、かっこいいのが分かる選手でしたし、インタビュー記事から伝わってくる頭の良さに衝撃に近いものを感じました。
でも、そんな平尾さんたちがW杯に出ても、世界には全く歯が立たない。
外国人選手が入っても、マコーミックがキャプテンになっても勝てない。
そのうち、自分もラグビーからだんだん遠ざかって行き、4年前を迎えました。
あの試合を迎えたわけです。